元前橋市長の小川晶さんが、2026年1月5日の前橋市長選に出直し再出馬する意向を固めました。
直近の小川晶さんのSNSでは前橋市の風景写真とともに前橋愛を綴るポストが目立っていました。
世間では大きな関心を集めており、様々な意見が飛び交っています。
小川晶さんの再出馬には後援会の存在も見逃せません。
本記事では、
このような疑問にお答えする内容となっています。
ぜひ最後までご覧ください。
なお、小川晶さんについては過去の経歴や話題をまとめた記事もあります。
よろしければ、あわせてご覧ください。
元前橋市長・小川晶が再出馬できる理由
元前橋市長の小川晶さんが再出馬できる理由、また再出馬するモチベーションは何なのでしょうか？
制度上の理由
再出馬は制度上も政治的にも可能で、例え直近で辞職したとしても「立候補禁止」にはなりません。
過去には、橋下徹（はしもと とおる）さんが、任期途中で辞職した大阪市長に再出馬し、再選したという例もあります。
小川晶さんと橋下徹さんの出直し選挙に共通するのは、不祥事ではない理由であり、市民の民意を問うためだった点です。
また後援会・支持基盤が崩れていないことも挙げられます。
後援会・支持基盤が残っている
前橋にお住まいの皆さま、前橋で働いて頂いている皆さま、そして前橋を故郷とされている全国の皆さま
今日が市長としての最後の日になりました。
私は皆さまに「前橋を日本一子育てしやすいまち、日本一働きやすいまち、日本一住み続けたいまち、にしよう」と約束しました。… pic.twitter.com/2MN1Dj7a1Z
— 小川あきら 元前橋市長 (@akira_ogawa1221) November 27, 2025
小川晶さんが再出馬するモチベーションとして、前橋市の市政でやり残したことがあり、愛する前橋市のために再度尽くしたいという気持ちが強いということが考えられます。
また、小川晶さんを長く支援してきた後援会との関係性が強く、後援会員も小川晶さんの再起に期待しており、その支持基盤がまだ再挑戦を支えるだけの力を持っているということも挙げられます。
小川晶さんは、親しみやすいキャラクターやSNSでの発信も多く、市民との距離が近い市長としても知られていました。
後援会による地道な支援と、SNSを通じた情報発信の両輪があることで、小川晶さんは再出馬に必要な最低限の政治基盤を維持している可能性があります。
現時点で有力な対抗馬が見えにくい点
小川晶さんが再出馬を決断できた背景として、現時点で有力な対抗馬がはっきり見えていない点も無視できません。
小川晶さんの対抗馬の本命は、丸山彬（まるやま あきら）さんですが、まだ新人であり無所属での立候補である点から知名度はあまり高くありません。
また店橋世津子（たなはし せつこ）さんも無所属で立候補する予定で、票が分散する可能性があります。
このように、現時点では対抗馬の顔ぶれは見えてきているものの、市民の間で「この人が本命だ」と広く認識される候補が固まっているとは言い切れない状況です。
小川晶さんは元市長という立場から、すでに市民に広く知られており、後援会という組織基盤も維持しているという強みがあります。
また、複数の候補が無所属で立候補する構図になると、特定の層の票が分散しやすくなる可能性も指摘されています。
こうした選挙環境を冷静に見極めたうえで、「今であれば再挑戦できる余地がある」と判断したことも、小川晶さんが再出馬を決断した一因になっている可能性があります。
小川晶の後援会の実態とは？
小川晶さんの後援会の実態はどのような状況なのでしょうか？
小川晶さんの後援会の年齢層の中心は、主に中高年層の地元有権者が多いと考えられます。
SNSでは若者中心に発信し、後援会では中高年層の協力を得られるということでバランスの良い影響力を持っていると思われます。
前橋市は高年齢化が進んでいる自治体なので、後援会に中高年が多いのは小川晶さんの大きな支えとなっています。
後援会会長について
小川晶さんの後援会である「小川あきら後援会」の会長は、元参議院議員の角田義一（つのだ ぎいち）さんです。
角田義一さんは、小川晶さんが前橋市長に初当選した2024年2月23日に逝去されています。
小川晶さんは角田義一さんの一番弟子とされており、非常に可愛がられていたそうです。
小川晶さんは、人との距離感が近く、親しみやすいコミュニケーションを取ることで知られ、人から好かれるタイプです。
角田義一さんからは、「民主のジャンヌダルク・晶ちゃん」と呼ばれるほどの中だったそうです。
角田義一さんは、国会で白髪を振り乱し論戦を挑む姿から「ホワイトタイガー」の異名を持ち、参議院副議長まで務めていました。
そんな角田義一さんから認められていた小川晶さんは、「角田義一の意思を継ぐ存在」として小川晶さんを支持している層がいると考えられます。
まとめ
今回は、元前橋市長・小川晶さんが2026年1月5日の前橋市長選に出直し再出馬する背景について、制度面・選挙環境・後援会の実態という観点から見てきました。
小川晶さんは、制度上再出馬が可能であるだけでなく、
といった点から、再挑戦に必要な最低限の政治基盤を維持していると考えられます。
また、現時点では対抗馬が複数いるものの、市民の間で本命候補が固まりきっているとは言えず、こうした選挙環境も再出馬を後押しした要因の一つになっている可能性があります。
さらに、小川晶さんの後援会は中高年層の地元有権者を中心とした構成と見られ、前橋市の年齢構成とも一致しています。
元参議院議員・角田義一さんとの強い師弟関係や、その思想や人脈を受け継いでいると評価する支持層が存在する点も、無視できない要素でしょう。
今後、前橋市の市長選からますます目が離せません。
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