日本テレビ系人気長寿バラエティー番組「行列のできる相談所」(日曜午後9時)が25年3月で終了することになりました。
前身の「行列のできる法律相談所」時代から約23年間続いた当番組ですが、もうすぐ放送1000回になります(2025年2月16日に1000回スペシャルを放送予定)。
今回の記事では、当番組が放送1000回を数えるまでの変遷やどうして放送終了となったのかの背景などをご紹介します。
島田紳助さんが芸能界を引退してから色々とテコ入れして放送していた印象ですが、約23年間続いていたのは驚きです。
それでは多くの歴史を振り返っていきましょう。
行列のできる相談所について
2002年4月に「行列のできる法律相談所」としてスタートしました。
初代MCは島田紳助さん。
再現ドラマで日常のトラブルを提示し、法律問題を弁護士が解説する法律バラエティでした。
2021年秋:タイトルから「法律」を削除し「行列のできる相談所」に改題しました。
番組の内容も法律相談からエピソードトークバラエティへと転換しています。
前身から合わせると歴史の長い番組ですが、今の番組タイトルに改題されてからは数年程度です。
もうすぐ放送1000回
2024年2月16日に1000回スペシャルを放送予定ということで、1000回の大台を突破して、翌月に番組終了というのは綺麗な終わり方ではないでしょうか?
バラエティ番組は人気がなくなるまで続けるため、どうしても尻すぼみになるのは否めないですが、当番組で出来ることは全てやり尽くしたので、次の番組に席を譲るのも大切でしょう。
個人的には、MCの島田紳助さんと名物弁護士人との掛け合いが印象的だったので、最近は良くも悪くも少しマイルドな番組になっていたかなという感じがします。
放送初期と現在の違いは?
放送初期は、再現ドラマで日常のトラブルを提示したあと法律問題を弁護士が解説する法律バラエティでした。
2007年以降からトーク中心の内容に移行し、視聴率は20%超えを記録する回もあるほどの人気番組の地位を確立しました。
最高視聴率35.3%を記録した2007年8月19日放送回は伝説の回と言えるでしょう。
この回は、直前の「24時間テレビ」放送時間内にチャリティーマラソンランナーの萩本欽一さんがゴールできず、「行列」内でゴール場面を生放送した特別な回でした。
しかし2011年に島田紳助さんが芸能界を引退するという突然の事件もあり、東野幸治さん・宮迫博之さん・後藤輝基さんの3人体制になりました。
番組内容も法律相談からエピソードトークバラエティへと転換していきました。
2021年秋、タイトルから「法律」を削除し「行列のできる相談所」に改題しましたがマンネリ化の指摘は多く、あえて往年の弁護士陣を呼び戻すなど原点回帰の試みも行いましたが、2025年3月の終了が決定しています。
一時は一世を風靡した番組で、橋下徹さんや丸山和也さんなど政界へ転身した弁護士も排出するなど影響力がとても高い番組だったといえます。
まとめ
長く続いたバラエティ番組が終わるのは寂しいものですね。
ここ数年は有名テレビタレントの不祥事などもあり、大きく時代が変わってきていますね。
2000年代に黄金時代を迎え、多くの影響を与えた「行列のできる相談所」。
個人的には、法律相談をメインテーマにトークを繰り広げていた頃が好きでした。
いつかはマンネリ化してしまうのがバラエティ番組の宿命ですが、今後また新たな革新的なバラエティ番組が登場することを期待しています。
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